【plugin】『InPost PL』(versions 1.4.4 以下) Missing Authorization to Unauthenticated Arbitrary File Read and Deleteの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: InPost PL
  • 影響バージョン: 1.4.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Unauthenticated Arbitrary File Read and Delete
  • CVE ID: CVE-2024-6500
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/inpost-for-woocommerce/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「InPost PL」に関する重大な脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン1.4.4以下に存在し、認証されていないユーザーが任意のファイルを読み取ったり削除したりできるというものです。

具体的には、適切な認証が欠如しているため、攻撃者は特定のエンドポイントにリクエストを送信することで、サーバー上の任意のファイルにアクセスし、さらには削除することが可能です。

この脆弱性が悪用されると、ウェブサイトの機密情報が漏洩したり、重要なファイルが削除されるリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認証メカニズムに欠陥があることが原因です。

歴史的に見ても、認証の欠如は多くのウェブアプリケーションで問題となっており、特にWordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、影響が大きくなります。

このような脆弱性が存在することで、攻撃者は簡単にシステムに侵入し、データを操作することができるため、非常に危険です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン1.4.5にアップデートする必要があります。

公式ページから最新バージョンをダウンロードし、インストールすることで、この脆弱性を解消できます。

もしアップデートを行わない場合、ウェブサイトが攻撃者により不正アクセスされ、重要なデータが漏洩したり削除されたりするリスクが高まります。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステムです。
  • 認証: システムにアクセスするユーザーが正当なものであることを確認するプロセスです。
  • エンドポイント: ウェブサービスやAPIが提供する特定の機能やデータにアクセスするためのURLです。

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