【plugin】『WordPress File Upload』(versions 4.24.8 以下) Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WordPress File Upload
  • 影響バージョン: 4.24.8 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-7301
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-file-upload/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「WordPress File Upload」における脆弱性です。

この脆弱性は、SVGファイルのアップロード機能において、認証されていないユーザーが悪意のあるスクリプトを埋め込むことができるというものです。

具体的には、攻撃者が特定の形式で作成されたSVGファイルをアップロードすることで、サイトの管理者や他のユーザーがそのファイルを閲覧した際に、スクリプトが実行される可能性があります。

この脆弱性を利用されると、攻撃者はサイトの管理者権限を奪取したり、ユーザーの個人情報を盗み出すことができるため、非常に危険です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SVGファイルの処理における入力検証の不備が原因で発生しました。

SVGファイルはXML形式で記述されるため、スクリプトを埋め込むことが容易です。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、SVGファイルの取り扱いには特に注意が必要です。

このような脆弱性が発生する背景には、開発者が入力データの検証を十分に行わないことが挙げられます。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン4.24.9にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、サイトが攻撃者に乗っ取られるリスクが高まります。

また、ユーザーの個人情報が漏洩する可能性もあるため、早急な対応が求められます。

アップデートを行う際には、事前にバックアップを取ることをお勧めします。

専門用語の解説

  • SVG (Scalable Vector Graphics): XMLベースのベクター画像フォーマットで、ウェブ上で広く使用されています。
  • Cross-Site Scripting (XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法です。
  • CVSS (Common Vulnerability Scoring System): 脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE (Common Vulnerabilities and Exposures): 脆弱性情報を一意に識別するための識別子です。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る