【plugin】『Media Library Assistant』(versions 3.18 以下) Authenticated (Author+) Arbitrary File Upload via mla-inline-edit-upload-scripts AJAX Actionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Media Library Assistant
  • 影響バージョン: 3.18 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Arbitrary File Upload via mla-inline-edit-upload-scripts AJAX Action
  • CVE ID: CVE-2024-6823
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/media-library-assistant/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Media Library Assistant」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Author以上の権限を持つユーザー)が任意のファイルをアップロードできるというものです。

具体的には、「mla-inline-edit-upload-scripts」というAJAXアクションを通じて、悪意のあるファイルをサーバーにアップロードすることが可能です。

この脆弱性が悪用されると、攻撃者はサーバー上で任意のコードを実行することができ、サイトの完全な制御を奪う可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのファイルアップロード機能における入力検証の不備が原因です。

歴史的に見ても、ファイルアップロード機能は多くのWebアプリケーションで脆弱性の温床となってきました。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、こうした脆弱性が発見されると多くのサイトが影響を受けるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策は、プラグインを最新バージョン(3.19)にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、攻撃者による任意のファイルアップロードが可能となり、サイトのセキュリティが大きく損なわれるリスクがあります。

特に、サイトの管理者権限を奪われると、データの改ざんや漏洩、さらにはサイトの完全な乗っ取りが発生する可能性があります。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。
  • AJAX: Asynchronous JavaScript and XMLの略で、Webページを再読み込みせずにサーバーとデータをやり取りする技術です。
  • 任意のファイルアップロード: 攻撃者がサーバーに対して自由にファイルをアップロードできる状態を指します。

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