【plugin】『Element Pack Elementor Addons (Header Footer, Template Library, Dynamic Grid & Carousel, Remote Arrows)』(versions 5.7.2 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Custom Gallery and Countdown Widgetsの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Element Pack Elementor Addons (Header Footer, Template Library, Dynamic Grid & Carousel, Remote Arrows)
  • 影響バージョン: 5.7.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Custom Gallery and Countdown Widgets
  • CVE ID: CVE-2024-7247
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/bdthemes-element-pack-lite/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Element Pack Elementor Addons」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン5.7.2以下に存在し、特定の条件下で悪意のあるコードが保存される可能性があります。

具体的には、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が、カスタムギャラリーやカウントダウンウィジェットを利用して、悪意のあるスクリプトを挿入することができます。

このスクリプトは、後に他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が成立します。

この攻撃により、被害者のブラウザ上で任意の操作が行われる可能性があり、個人情報の漏洩やセッションハイジャックなどのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティ問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)に関連しています。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、多くのプラグインが存在し、それぞれが独自の機能を提供しています。

そのため、各プラグインが適切なセキュリティ対策を講じていない場合、脆弱性が発生しやすくなります。

今回のケースでは、Element Pack Elementor Addonsの特定のウィジェットが、ユーザー入力を適切に処理していなかったために、この脆弱性が発生しました。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策は、プラグインを最新バージョン(5.7.3)にアップデートすることです。

開発者は、このバージョンで脆弱性を修正しています。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによる攻撃のリスクが高まり、サイトのセキュリティが大きく損なわれる可能性があります。

特に、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクや、サイト全体が攻撃者の制御下に置かれるリスクがあるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • エスケープ: 特殊文字を別の文字列に置き換えることで、意図しない動作を防ぐ技術。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取り、そのユーザーになりすまして操作を行う攻撃手法。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成はできるが公開はできない権限。

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