【plugin】『JS Help Desk – The Ultimate Help Desk & Support Plugin』(versions 2.8.6 以下) Unauthenticated PHP Code Injection to Remote Code Executionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: JS Help Desk – The Ultimate Help Desk & Support Plugin
  • 影響バージョン: 2.8.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated PHP Code Injection to Remote Code Execution
  • CVE ID: CVE-2024-7094
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/js-support-ticket/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「JS Help Desk – The Ultimate Help Desk & Support Plugin」に発見された重大な脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン2.8.6以下に存在し、未認証のユーザーがPHPコードを注入し、リモートでコードを実行できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定のリクエストを送信することで、サーバー上で任意のコードを実行することが可能となります。

これにより、攻撃者はサーバーの完全な制御を奪うことができ、データの漏洩や改ざん、さらにはサーバーの停止など、深刻な被害を引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、PHPコードの入力を適切にサニタイズしていないことが原因で発生しました。

歴史的に見ても、PHPコードインジェクションは多くのウェブアプリケーションで問題となっており、特に未認証のユーザーがアクセスできる場合、そのリスクは非常に高くなります。

このような脆弱性は、開発者が入力データの検証を怠ったり、セキュリティ対策を十分に講じていない場合に発生しやすいです。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン2.8.7にアップデートすることが推奨されます。

公式ページから最新バージョンをダウンロードし、インストールすることで、この脆弱性は解消されます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるリモートコード実行のリスクが残り、サーバーの制御を奪われる可能性があります。

その結果、データの漏洩や改ざん、サービスの停止など、重大な被害が発生する恐れがあります。

専門用語の解説

  • PHPコードインジェクション: PHPコードを外部から注入し、サーバー上で任意のコードを実行する攻撃手法。
  • リモートコード実行 (RCE): 攻撃者がリモートからサーバー上で任意のコードを実行できる脆弱性。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換し、不正なデータを排除すること。
  • 未認証ユーザー: ログインや認証を行っていないユーザー。

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