【plugin】『Visual Website Collaboration, Feedback & Project Management – Atarim』(versions 4.0.2 以下) Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Settings Updateの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Visual Website Collaboration, Feedback & Project Management – Atarim
  • 影響バージョン: 4.0.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Settings Update
  • CVE ID: CVE-2024-7621
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/atarim-visual-collaboration/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Visual Website Collaboration, Feedback & Project Management – Atarim」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン4.0.2以下に存在し、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)が適切な認可なしに設定を更新できるというものです。

具体的には、攻撃者がこの脆弱性を悪用することで、サイトの設定を変更し、潜在的にサイトの動作に影響を与える可能性があります。

この脆弱性のCVSSスコアは5.4で、中程度の重大度と評価されています。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの設定更新機能において、適切な認可チェックが欠如していることが原因です。

WordPressプラグインは多くのユーザーに利用されており、その設定変更機能が不正に利用されると、サイト全体のセキュリティに重大な影響を及ぼす可能性があります。

過去にも同様の認可不足による脆弱性が報告されており、開発者は常にこのような問題に対処する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策は、プラグインを最新バージョン(4.0.3)に更新することです。

更新を行うことで、認可チェックが適切に行われるようになり、脆弱性が修正されます。

もし更新を行わない場合、攻撃者がサイトの設定を不正に変更するリスクがあり、サイトの運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステムです。
  • 認可: システムにおいて、特定の操作を行う権限を持つかどうかを確認するプロセスです。
  • Subscriber: WordPressのユーザーロールの一つで、最も低い権限を持つユーザーです。

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