【plugin】『affiliate-toolkit – WordPress Affiliate Plugin』(versions 3.5.5 以下) Unauthenticated Full Path Dislcosureの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: affiliate-toolkit – WordPress Affiliate Plugin
  • 影響バージョン: 3.5.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Full Path Disclosure
  • CVE ID: CVE-2024-6562
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/affiliate-toolkit-starter/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「affiliate-toolkit – WordPress Affiliate Plugin」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、未認証のユーザーがプラグインのフルパスを取得できるというものです。

具体的には、特定のリクエストを送信することで、サーバー上のファイルパスが表示されてしまう可能性があります。

これにより、攻撃者はサーバーのディレクトリ構造を把握し、他の攻撃手法を試みるための情報を得ることができます。

影響範囲としては、バージョン3.5.5以下の全てのインストールが対象となります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのエラーハンドリングにおける不適切な実装が原因で発生しました。

エラーメッセージにフルパスが含まれてしまうことで、未認証のユーザーにもその情報が漏洩するリスクが生じました。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、エラーメッセージの取り扱いには常に注意が必要です。

対策方法と影響

現時点で、脆弱性が修正されたバージョンは不明です。

しかし、影響を受けるバージョンを使用している場合は、プラグインの開発者からのアップデート情報を定期的に確認し、最新のバージョンに更新することが推奨されます。

また、エラーメッセージの表示を制限する設定を行うことで、一時的な対策とすることも可能です。

これを行わない場合、攻撃者にサーバーのディレクトリ構造を把握され、さらなる攻撃のリスクが高まります。

専門用語の解説

  • Unauthenticated Full Path Disclosure: 認証されていないユーザーが、サーバー上のファイルパスを取得できる脆弱性のこと。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。
  • エラーハンドリング: プログラムがエラーを検出し、適切に処理するための機能や手法。

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