【plugin】『Obfuscate Email』(versions 3.8.1 以下) Unauthenticated Full Path Disclosureの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Obfuscate Email
  • 影響バージョン: 3.8.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Full Path Disclosure
  • CVE ID: CVE-2024-7413
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/obfuscate-email/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Obfuscate Email」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、未認証のユーザーがフルパスを開示できるというもので、具体的には「Unauthenticated Full Path Disclosure」と呼ばれます。

攻撃者は、この脆弱性を利用してサーバー上のファイルパスを特定することが可能です。

これにより、他の脆弱性を探し出し、さらなる攻撃を仕掛けるための足がかりを得ることができます。

影響範囲としては、バージョン3.8.1以下の「Obfuscate Email」を使用しているすべてのサイトが対象となります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのコードが適切にエラーハンドリングを行っていないことに起因します。

エラーメッセージが詳細なファイルパス情報を含む形で表示されるため、攻撃者がこれを利用してサーバーのディレクトリ構造を把握することが可能となります。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、エラーハンドリングの重要性が再認識されています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの最新バージョンにアップデートすることです。

公式ページで提供される最新の修正済みバージョンをインストールすることで、この脆弱性を解消できます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者にサーバーのファイルパスを特定され、さらなる攻撃のリスクが高まります。

そのため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • Unauthenticated Full Path Disclosure: 認証されていないユーザーがサーバー上のファイルパスを開示できる脆弱性のこと。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。
  • エラーハンドリング: プログラムがエラーを検出し、適切に処理するための機能や手法。

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