【plugin】『Linkify Text』(versions 1.9.1 以下) Unauthenticated Full Path Disclosureの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Linkify Text
  • 影響バージョン: 1.9.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Full Path Disclosure
  • CVE ID: CVE-2024-7382
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/linkify-text/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Linkify Text」における脆弱性です。

この脆弱性は、認証されていないユーザーがフルパスを開示できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定のリクエストを送信することで、サーバー上のファイルパスが表示される可能性があります。

これにより、攻撃者はサーバーのディレクトリ構造を把握し、他の攻撃手法を計画するための情報を得ることができます。

影響範囲としては、バージョン1.9.1以下の「Linkify Text」を使用しているすべてのサイトが対象となります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのエラーハンドリングにおける不適切な実装が原因で発生しました。

エラーメッセージにフルパスが含まれてしまうことで、攻撃者にとって有用な情報が漏洩するリスクが生じます。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、エラーメッセージの取り扱いには常に注意が必要です。

対策方法と影響

現時点で、脆弱性が修正されたバージョンは提供されていません。

そのため、プラグインの使用を一時的に停止するか、他の代替プラグインを検討することをお勧めします。

この脆弱性を放置すると、攻撃者がサーバーのディレクトリ構造を把握し、さらなる攻撃を計画するリスクが高まります。

専門用語の解説

  • Unauthenticated Full Path Disclosure: 認証されていないユーザーがサーバー上のファイルパスを取得できる脆弱性。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。
  • エラーハンドリング: プログラムがエラーを検出し、適切に処理するための機能。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る