【plugin】『LearnPress – WordPress LMS Plugin』(versions 4.2.6.9.3 以下) Authenticated (Contributor+) SQL Injection via order Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: LearnPress – WordPress LMS Plugin
  • 影響バージョン: 4.2.6.9.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) SQL Injection via order Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-7548
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/learnpress/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「LearnPress – WordPress LMS Plugin」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン4.2.6.9.3以下に存在し、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が「order」パラメータを通じてSQLインジェクション攻撃を行うことが可能です。

具体的には、攻撃者が特定のSQLクエリを挿入することで、データベース内の情報を不正に取得、変更、または削除することができます。

この脆弱性が悪用されると、サイト全体のデータが危険にさらされる可能性があり、非常に重大な影響を及ぼします。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのコード内でユーザー入力を適切にサニタイズしていないことが原因で発生しました。

SQLインジェクションは、ウェブアプリケーションにおける古典的な脆弱性の一つであり、過去にも多くの事例が報告されています。

特に、学習管理システム(LMS)として広く利用されているLearnPressにおいて、このような脆弱性が発見されたことは、教育機関やオンライン学習プラットフォームにとって大きなリスクとなります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新バージョン(4.2.6.9.4)にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、SQLインジェクションのリスクを回避することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるデータベースの不正操作が可能となり、サイトの信頼性やデータの完全性が損なわれる恐れがあります。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対する不正なSQLクエリを挿入する攻撃手法。
    これにより、データの取得、変更、削除が可能となる。
  • サニタイズ: ユーザー入力を安全な形式に変換すること。
    これにより、悪意のある入力がシステムに影響を与えるのを防ぐ。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略。
    脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステム。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つ。
    投稿の作成はできるが、公開はできない。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る