【plugin】『Modern Events Calendar Lite』(versions 7.12.1 以下) Authenticated (Subscriber+) Server Side Request Forgeryの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Modern Events Calendar Lite
  • 影響バージョン: 7.12.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Server Side Request Forgery
  • CVE ID: CVE-2024-6522
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/modern-events-calendar-lite/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Modern Events Calendar Lite」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン7.12.1以下に存在し、Authenticated (Subscriber+) Server Side Request Forgery(SSRF)という種類のものです。

具体的には、認証されたユーザー(サブスクライバー以上の権限を持つユーザー)が、サーバー側で任意のリクエストを送信することが可能となります。

これにより、攻撃者は内部ネットワークへのアクセスや、他のサービスへの攻撃を行うことができる可能性があります。

影響範囲は広く、サーバーのセキュリティを大きく脅かすものです。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのリクエスト処理における不適切な入力検証が原因で発生しました。

歴史的に見ても、SSRFは多くのシステムで問題となっており、特に内部ネットワークへのアクセスが可能となるため、非常に危険です。

このような脆弱性が存在することで、攻撃者は内部システムの情報を収集したり、他の攻撃を実行するための足がかりを得ることができます。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン7.13.0にアップデートする必要があります。

公式ページから最新バージョンをダウンロードし、インストールすることで対策が可能です。

アップデートを行わない場合、サーバーが攻撃者に利用されるリスクが高まり、内部ネットワークの情報漏洩や他の攻撃の被害を受ける可能性があります。

専門用語の解説

  • Server Side Request Forgery (SSRF): サーバー側で任意のリクエストを送信させる攻撃手法。
    攻撃者はこれを利用して内部ネットワークへのアクセスを試みることができます。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略。
    脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステム。
  • 認証されたユーザー: システムにログインしているユーザーのこと。
    サブスクライバー以上の権限を持つユーザーが該当します。

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