【plugin】『Folders – Unlimited Folders to Organize Media Library Folder, Pages, Posts, File Manager』(versions 3.0.3 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Folders – Unlimited Folders to Organize Media Library Folder, Pages, Posts, File Manager
  • 影響バージョン: 3.0.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-7317
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/folders/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Folders – Unlimited Folders to Organize Media Library Folder, Pages, Posts, File Manager」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン3.0.3以下に存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) によるものです。

具体的には、SVGファイルのアップロード機能を悪用することで、攻撃者が悪意のあるスクリプトを保存し、他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう可能性があります。

この脆弱性を利用されると、攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のコードを実行することができ、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SVGファイルの取り扱いにおける不適切なサニタイズ処理が原因で発生しました。

SVGファイルはXMLベースのベクター画像フォーマットであり、スクリプトを埋め込むことが可能です。

そのため、適切なサニタイズが行われていない場合、悪意のあるスクリプトが含まれたSVGファイルがアップロードされると、XSS攻撃のリスクが高まります。

このような脆弱性は、過去にも他のプラグインやウェブアプリケーションで発生しており、特にユーザー生成コンテンツを扱うシステムでは注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策として、プラグインをバージョン3.0.4にアップデートすることが推奨されます。

バージョン3.0.4では、この脆弱性が修正されています。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが残り、ユーザーのセキュリティが脅かされる可能性があります。

特に、Contributor以上の権限を持つユーザーが多いサイトでは、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • Authenticated (Contributor+): 認証されたユーザーのうち、Contributor以上の権限を持つユーザーを指します。
  • Stored Cross-Site Scripting (XSS): 悪意のあるスクリプトがウェブアプリケーションに保存され、他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう脆弱性のことです。
  • SVG (Scalable Vector Graphics): XMLベースのベクター画像フォーマットで、スクリプトを埋め込むことが可能です。
  • サニタイズ: データを安全に処理するために、不正な入力を除去または無害化することです。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取り、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法です。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る