【plugin】『WPBakery Visual Composer』(versions 7.7 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WPBakery Visual Composer
  • 影響バージョン: 7.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-5708
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WPBakery Visual ComposerプラグインにおけるAuthenticated (Author+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン7.7以下のプラグインに存在し、特定の条件下で悪意のあるスクリプトが保存され、後に他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう可能性があります。

具体的には、認証されたユーザー(Author以上の権限を持つユーザー)が悪意のあるスクリプトを投稿することで、他のユーザーがそのスクリプトを実行し、セッションハイジャックや情報漏洩などのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できる場合、その影響は大きくなります。

過去にも同様の脆弱性が多くのプラグインやテーマで発見されており、開発者は常にこの種の脆弱性に対する対策を講じる必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、WPBakery Visual Composerプラグインをバージョン7.8にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによる攻撃が成功し、サイトのセキュリティが大きく損なわれる可能性があります。

具体的なリスクとしては、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、サイト全体が改ざんされる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行されることを指します。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み、そのユーザーになりすまして不正な操作を行う攻撃手法です。
  • 認証されたユーザー: システムにログインしているユーザーのことを指し、特定の権限を持つ場合があります。

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