【plugin】『Blox Page Builder』(versions 1.0.65 以下) Authenticated (Contributor+) Arbitrary File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Blox Page Builder
  • 影響バージョン: 1.0.65 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Arbitrary File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-6315
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/blox-page-builder/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Blox Page Builder」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が任意のファイルをアップロードできるというものです。

具体的には、悪意のあるユーザーがこの脆弱性を利用して、サーバー上に任意のファイルをアップロードし、リモートコード実行やデータの改ざんを行う可能性があります。

影響範囲は広く、特にセキュリティ対策が不十分なサイトでは重大な被害を引き起こす恐れがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ファイルアップロード機能の実装におけるセキュリティチェックの不備から発生しました。

歴史的に見ても、ファイルアップロード機能は多くのウェブアプリケーションで脆弱性の温床となっており、特に権限管理が不十分な場合に重大なリスクを伴います。

WordPressのプラグインは多くのユーザーに利用されているため、このような脆弱性が発見されると広範な影響を及ぼすことが多いです。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策方法は、プラグインの最新バージョンにアップデートすることです。

現時点では、修正済みバージョンの情報は不明ですが、公式ページを定期的にチェックし、アップデートがリリースされた際には速やかに適用することが推奨されます。

対策を行わない場合、サイトが攻撃者に乗っ取られるリスクが高まり、データの漏洩や改ざん、さらにはサーバー全体のセキュリティが脅かされる可能性があります。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。
  • Authenticated: 認証されたユーザーを指し、特定の権限を持つユーザーが操作を行うことができる状態を意味します。
  • Arbitrary File Upload: 任意のファイルをアップロードできる脆弱性で、攻撃者がサーバー上に悪意のあるファイルを配置することが可能になります。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る