【plugin】『Spectra Pro』(versions 1.1.4 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Block IDsの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Spectra Pro
  • 影響バージョン: 1.1.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Block IDs
  • CVE ID: CVE-2024-3827
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Spectra Pro」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン1.1.4以下に存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) via Block IDsという種類のものです。

具体的には、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のブロックIDを利用して悪意のあるスクリプトを保存することが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、結果としてセッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressプラグインの開発において、ユーザー入力の検証が不十分であったことに起因します。

特に、ブロックIDの処理において、悪意のあるスクリプトが埋め込まれる可能性がある点が問題となりました。

過去にも同様のXSS脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、ユーザー入力の検証がいかに重要であるかが再認識される事例となっています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン1.1.5にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによってサイトが攻撃されるリスクが高まります。

特に、セッションハイジャックやフィッシング攻撃の被害に遭う可能性があるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • Cross-Site Scripting (XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • Authenticated: 認証されたユーザー。
    特定の権限を持つユーザーがログインしている状態。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能だが公開はできない権限。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取ることで、そのユーザーになりすまして操作を行う攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を盗み取る詐欺行為。

情報元

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