脆弱性の概要

• プラグイン/テーマ名: WordPress Menu Plugin — Superfly Responsive Menu
• 影響バージョン: 5.0.29 以下
• 脆弱性タイプ: Cross-Site Request Forgery to Arbitrary File Deletion
• CVE ID: CVE-2024-3238
• 重大度: 高
• 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「WordPress Menu Plugin — Superfly Responsive Menu」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、Cross-Site Request Forgery (CSRF) と Arbitrary File Deletion の組み合わせにより発生します。

具体的には、攻撃者が特定のリクエストをユーザーに送信させることで、ユーザーの意図しないファイル削除が可能となります。

この脆弱性が悪用されると、サイトの重要なファイルが削除され、サイトの機能が停止する可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、CSRF攻撃と任意ファイル削除の脆弱性が組み合わさったもので、特にユーザーの認証情報を利用して悪意のある操作を行うことが可能です。

CSRF攻撃は、ユーザーが意図しない操作を行わせる手法であり、これによりサイトの管理者権限を持つユーザーが不正なリクエストを実行させられることがあります。

このような脆弱性は、過去にも多くのウェブアプリケーションで問題となっており、特に管理者権限を持つユーザーが標的となることが多いです。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策として、プラグインを最新バージョンである5.0.30にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、攻撃者によってサイトの重要なファイルが削除されるリスクが高まります。

特に、サイトの管理者権限を持つユーザーが標的となる可能性があるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

• Cross-Site Request Forgery (CSRF): ユーザーが意図しない操作を行わせる攻撃手法。
• Arbitrary File Deletion: 任意のファイルを削除することができる脆弱性。
• CVE (Common Vulnerabilities and Exposures): 脆弱性を一意に識別するための識別子。
• CVSS (Common Vulnerability Scoring System): 脆弱性の重大度を評価するためのスコアリングシステム。

情報元