【plugin】『Breakdance』(versions 1.7.2 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Breakdance
  • 影響バージョン: 1.7.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-5330
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Breakdance」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン1.7.2以下に存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingという種類のものです。

具体的には、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定の入力フィールドに悪意のあるスクリプトを保存することが可能です。

このスクリプトは、後に他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクを引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、Stored XSSは一度保存されたスクリプトが複数のユーザーに影響を与えるため、非常に危険です。

WordPressのプラグインは多くのユーザーに利用されており、その影響範囲は広大です。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインで発見されており、開発者は常にセキュリティ対策を強化する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン2.0.0にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによる攻撃のリスクが高まり、サイトの信頼性やユーザーの安全が脅かされる可能性があります。

特に、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクがあるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • Authenticated: 認証されたユーザーを指します。
    特定の権限を持つユーザーが対象です。
  • Stored Cross-Site Scripting (XSS): 悪意のあるスクリプトがサーバーに保存され、他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう脆弱性のことです。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステムです。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能ですが、公開はできません。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み、なりすます攻撃手法です。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を盗む詐欺行為です。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る