【plugin】『FundEngine – Donation and Crowdfunding Platform』(versions 1.7.0 以下) Authenticated (Subscriber+) Privilege Escalationの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: FundEngine – Donation and Crowdfunding Platform
  • 影響バージョン: 1.7.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Privilege Escalation
  • CVE ID: CVE-2024-6698
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-fundraising-donation/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「FundEngine – Donation and Crowdfunding Platform」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン1.7.0以下に存在し、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)が特権をエスカレートできるというものです。

具体的には、攻撃者がこの脆弱性を悪用することで、通常はアクセスできない管理者権限の機能にアクセスすることが可能となります。

その結果、サイトの設定変更やデータの改ざん、さらにはサイト全体の制御を奪うことができるため、非常に危険です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認証処理における不備から発生しています。

特に、ユーザーの権限チェックが不十分であったため、低権限のユーザーが本来アクセスできない機能にアクセスできるようになってしまいました。

このような脆弱性は、過去にも他のプラグインやシステムで発生しており、特にWordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、影響が大きくなることが多いです。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインを最新バージョンである1.7.1にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、サイトが攻撃者に乗っ取られるリスクが高まります。

特に、寄付やクラウドファンディングを行っているサイトでは、信頼性が損なわれる可能性があるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。
  • Privilege Escalation: 権限昇格のことで、通常はアクセスできない機能やデータにアクセスするために、ユーザーの権限を不正に引き上げる行為を指します。
  • Subscriber: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、通常はサイトのコンテンツを閲覧するだけの権限を持つユーザーを指します。

情報元

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