【plugin】『Bold Page Builder』(versions 5.0.2 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via bt_bb_button Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Bold Page Builder
  • 影響バージョン: 5.0.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via bt_bb_button Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-7100
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/bold-page-builder/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Bold Page Builder」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン5.0.2以下に存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) の形で現れます。

具体的には、bt_bb_buttonショートコードを通じて悪意のあるスクリプトが保存され、後に表示される際に実行される可能性があります。

この脆弱性を利用することで、攻撃者は特定の条件下でユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行することができ、情報の盗難やセッションの乗っ取りなどのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressプラグインの開発において、ユーザー入力の検証が不十分であったことに起因します。

特に、bt_bb_buttonショートコードの処理において、入力されたデータが適切にエスケープされずに保存されるため、悪意のあるスクリプトが埋め込まれる可能性があります。

このような脆弱性は、過去にも他のプラグインやテーマで発見されており、ウェブアプリケーションのセキュリティにおいて重要な課題となっています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策として、プラグインを最新バージョンである5.0.3にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、悪意のあるスクリプトが保存されるリスクが軽減されます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが高まり、ユーザーの情報が盗まれる可能性があります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Scripting (XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • ショートコード: WordPressで使用される簡単なコードの一種で、特定の機能やコンテンツを簡単に追加するために使用される。
  • エスケープ: ユーザー入力を安全に処理するために、特定の文字やコードを無害化すること。
  • セッションの乗っ取り: 攻撃者がユーザーのセッション情報を盗み、そのユーザーになりすまして操作を行うこと。

情報元

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