今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「aThemes Starter Sites」における脆弱性についてです。
この脆弱性は、バージョン1.0.53以下に存在し、認証されたユーザー(Author以上の権限を持つユーザー)がSVGファイルをアップロードする際に、悪意のあるスクリプトを埋め込むことができるというものです。
このスクリプトは、他のユーザーがそのファイルを閲覧した際に実行され、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が成立します。
この攻撃により、攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のコードを実行することができ、セッションハイジャックやフィッシング詐欺などのリスクが生じます。
この脆弱性は、SVGファイルのアップロード機能における入力検証の不備が原因で発生しました。
SVGファイルはXMLベースのベクター画像形式であり、スクリプトを埋め込むことが可能です。
適切な検証が行われていない場合、悪意のあるスクリプトが含まれたSVGファイルがアップロードされる可能性があります。
このような脆弱性は、過去にも他のプラグインやテーマで発見されており、特にユーザー生成コンテンツを扱うサイトでは注意が必要です。
この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン1.0.54にアップデートする必要があります。
公式ページから最新バージョンをダウンロードし、インストールしてください。
アップデートを行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、攻撃者による不正アクセスやデータの改ざんが発生するリスクがあります。
特に、複数のユーザーがコンテンツを投稿するサイトでは、早急な対応が求められます。
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