【plugin】『Intelligence』(versions 1.4.0 以下) Unauthenticated Full Path Disclosureの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Intelligence
  • 影響バージョン: 1.4.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Full Path Disclosure
  • CVE ID: CVE-2024-6573
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/intelligence/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Intelligence」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン1.4.0以下のプラグインに存在し、未認証のユーザーがフルパスを開示できるというものです。

具体的には、特定のリクエストを送信することで、サーバー上のファイルパスが表示されてしまう可能性があります。

これにより、攻撃者はサーバーのディレクトリ構造を把握し、さらなる攻撃の足がかりを得ることができます。

影響範囲は広く、特にセキュリティ対策が不十分なサイトでは重大なリスクとなり得ます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのエラーハンドリングにおける不備から発生しています。

エラーメッセージにフルパスが含まれてしまうことで、攻撃者にサーバーの内部構造を知られてしまうのです。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、開発者はエラーメッセージの取り扱いに注意を払う必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインの最新バージョンにアップデートすることが推奨されます。

ただし、現時点で修正済バージョンの情報は不明です。

そのため、開発者に連絡を取り、修正パッチの提供を待つか、エラーメッセージの表示を制限するなどの一時的な対策を講じることが重要です。

対策を行わない場合、攻撃者にサーバーの内部情報を知られるリスクが高まり、さらなる攻撃を受ける可能性があります。

専門用語の解説

  • Unauthenticated Full Path Disclosure: 認証されていないユーザーがサーバー上のファイルパスを取得できる脆弱性。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。
  • エラーハンドリング: プログラムがエラーを検出し、適切に処理するための機能。

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