脆弱性の概要

• プラグイン/テーマ名: Contact Form Plugin by Fluent Forms for Quiz, Survey, and Drag & Drop WP Form Builder
• 影響バージョン: 5.1.19 以下
• 脆弱性タイプ: Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scripting
• CVE ID: CVE-2024-6518
• 重大度: 中
• 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/fluentform/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Contact Form Plugin by Fluent Forms for Quiz, Survey, and Drag & Drop WP Form Builder」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン5.1.19以下に存在し、Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) として分類されています。

具体的には、管理者権限を持つユーザーが特定の入力フィールドに悪意のあるスクリプトを保存することが可能です。

このスクリプトは、他の管理者がそのフィールドを閲覧した際に実行され、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクを引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、入力データの適切なサニタイズが行われていないことが原因です。

Stored XSSは、攻撃者が悪意のあるスクリプトを保存し、それが他のユーザーによって実行されるという特性を持っています。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやウェブアプリケーションで発見されており、その影響の大きさから重要視されています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン5.1.20にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、管理者権限を持つユーザーが悪意のあるスクリプトを実行されるリスクが高まります。

その結果、サイト全体のセキュリティが脅かされる可能性があります。

専門用語の解説

• Stored Cross-Site Scripting (XSS): 攻撃者が悪意のあるスクリプトをウェブアプリケーションに保存し、それが他のユーザーによって実行される脆弱性。
• サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換すること。
• セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取る攻撃手法。
• フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。

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