【plugin】『Media.net Ads Manager』(versions 2.10.13 以下) Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Arbitrary File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Media.net Ads Manager
  • 影響バージョン: 2.10.13 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Arbitrary File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-6431
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/media-net-ads-manager/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Media.net Ads Manager」における重大な脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)が任意のファイルをアップロードできるというものです。

具体的には、適切な認証が行われていないため、悪意のあるユーザーが不正なファイルをサーバーにアップロードし、システムを乗っ取る可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、ウェブサイトの完全な制御が奪われるリスクがあり、非常に危険です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのファイルアップロード機能において、適切な認証チェックが欠如していることが原因です。

歴史的に見ても、ファイルアップロード機能は多くのウェブアプリケーションで脆弱性の温床となっており、特にWordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、その影響が大きくなります。

このため、開発者は常に最新のセキュリティ対策を講じる必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインの開発者が提供する最新の修正済みバージョンにアップデートすることが最も効果的です。

現時点では、修正済みバージョンの情報は不明ですが、公式ページを定期的に確認し、アップデートがリリースされた際には速やかに適用することが推奨されます。

対策を行わない場合、ウェブサイトが攻撃者に乗っ取られるリスクが高まり、データの漏洩や改ざん、サービスの停止など重大な影響を受ける可能性があります。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。
  • Subscriber: WordPressのユーザーロールの一つで、最も低い権限を持つユーザーです。
  • 任意のファイルアップロード: 攻撃者がサーバーに対して自由にファイルをアップロードできる状態を指します。

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