【plugin】『All-in-One Video Gallery』(versions 3.7.1 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Video Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: All-in-One Video Gallery
  • 影響バージョン: 3.7.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Video Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-6629
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/all-in-one-video-gallery/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「All-in-One Video Gallery」における脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のビデオショートコードを使用することで、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行されるため、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が可能となります。

具体的には、攻撃者はビデオショートコードに悪意のあるJavaScriptを埋め込み、他のユーザーがそのページを閲覧する際にスクリプトが実行され、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などが行われる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ビデオショートコードの処理において入力の検証が不十分であったことが原因です。

クロスサイトスクリプティング(XSS)は、ウェブアプリケーションにおいて非常に一般的な脆弱性であり、特にユーザー入力を処理する際に発生しやすいです。

過去にも多くのウェブアプリケーションが同様の脆弱性に悩まされており、適切な入力検証とエスケープ処理が重要であることが再認識されます。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン3.8.3以上にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによるXSS攻撃のリスクが高まり、サイトのセキュリティが大きく損なわれる可能性があります。

特に、ユーザーのセッション情報や個人情報が盗まれるリスクがあるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • ショートコード: WordPressで使用される短いコードのこと。
    特定の機能やコンテンツを簡単に挿入するために使用される。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取り、不正にアクセスする攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使用して、ユーザーの個人情報を盗み取る詐欺行為。

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