【plugin】『RegLevel』(versions 1.2.1 以下) Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: RegLevel
  • 影響バージョン: 1.2.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-6705
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/reglevel/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「RegLevel」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) として分類されており、特定の条件下で悪意のあるスクリプトが保存され、実行される可能性があります。

具体的には、管理者権限を持つユーザーが特定の入力フィールドに悪意のあるスクリプトを入力することで、他の管理者がそのスクリプトを実行してしまうリスクがあります。

この脆弱性が悪用されると、攻撃者は管理者のセッションを乗っ取ったり、サイトの設定を変更したりすることが可能となります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、入力データの検証が不十分であることが原因で発生しました。

特に、管理者権限を持つユーザーが入力するデータに対して適切なサニタイズ処理が行われていないため、悪意のあるスクリプトが保存される可能性があります。

過去にも同様のXSS脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、これらはウェブアプリケーションのセキュリティにおいて重要な問題となっています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンにアップデートすることです。

現時点では、修正済みバージョンの情報は不明ですが、公式ページを定期的に確認し、最新のアップデートを適用することが推奨されます。

修正を行わない場合、管理者権限を持つユーザーが悪意のあるスクリプトを実行してしまうリスクがあり、サイト全体のセキュリティが脅かされる可能性があります。

専門用語の解説

  • Authenticated (Administrator+): 認証されたユーザー、特に管理者権限を持つユーザーを指します。
  • Stored Cross-Site Scripting (XSS): 悪意のあるスクリプトがウェブアプリケーションに保存され、後に他のユーザーによって実行される脆弱性の一種です。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換する処理を指します。
  • セッション乗っ取り: ユーザーのセッション情報を盗み、そのユーザーになりすまして操作を行う攻撃手法です。

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