【plugin】『Brizy – Page Builder』(versions 2.4.44 以下) Authenticated (Contributor+) Arbitrary File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Brizy – Page Builder
  • 影響バージョン: 2.4.44 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Arbitrary File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-3242
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/brizy/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Brizy – Page Builder」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が任意のファイルをアップロードできるというものです。

具体的には、悪意のあるユーザーが特定のエンドポイントを利用して、サーバー上に任意のファイルをアップロードすることが可能となります。

これにより、サーバーの制御を奪われるリスクがあり、ウェブサイト全体が危険にさらされる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ファイルアップロード機能の実装におけるセキュリティチェックの不足が原因です。

歴史的に見ても、ファイルアップロード機能は多くのウェブアプリケーションで脆弱性の温床となってきました。

特に、ユーザーが自由にファイルをアップロードできる場合、適切な検証やフィルタリングが行われないと、悪意のあるファイルがサーバーに保存されるリスクが高まります。

このため、ファイルアップロード機能のセキュリティは非常に重要です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン2.4.45以上にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによってサーバーが攻撃されるリスクが高まります。

具体的には、ウェブサイトの改ざんやデータの漏洩、さらにはサーバー全体の制御を奪われる可能性があります。

したがって、早急にアップデートを行うことが推奨されます。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。
  • Authenticated: 認証されたユーザーを指し、特定の権限を持つユーザーが操作を行うことができる状態を意味します。
  • Arbitrary File Upload: 任意のファイルをアップロードできる脆弱性で、悪意のあるファイルがサーバーに保存されるリスクがあります。

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