【plugin】『AI ChatBot for WordPress – WPBot』(versions 5.5.7 以下) Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: AI ChatBot for WordPress – WPBot
  • 影響バージョン: 5.5.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-6669
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/chatbot/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「AI ChatBot for WordPress – WPBot」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン5.5.7以下に存在し、Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scripting(XSS)として分類されています。

具体的には、管理者権限を持つユーザーが特定の入力フィールドに悪意のあるスクリプトを保存することが可能です。

このスクリプトは、他の管理者がそのページを閲覧した際に実行され、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクを引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、入力データの適切なサニタイズが行われていないことが原因です。

歴史的に見ても、Stored XSSは多くのウェブアプリケーションで問題となっており、特に管理者権限を持つユーザーが関与する場合、その影響は非常に大きくなります。

このような脆弱性は、ユーザーの信頼を損なうだけでなく、サイト全体のセキュリティを脅かす重大な問題です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン5.5.8にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、悪意のあるスクリプトが管理者権限を持つユーザーによって保存され、他の管理者がそのページを閲覧した際に実行されるリスクがあります。

これにより、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などの深刻なセキュリティ問題が発生する可能性があります。

専門用語の解説

  • Authenticated (Administrator+): 認証されたユーザー、特に管理者権限を持つユーザーを指します。
  • Stored Cross-Site Scripting (XSS): 悪意のあるスクリプトがウェブアプリケーションに保存され、他のユーザーがそのスクリプトを実行する脆弱性。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み、不正にアクセスする攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。
  • サニタイズ: 入力データを安全に処理するために、不正なコードや文字列を除去すること。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る