【plugin】『Brizy – Page Builder』(versions 2.4.44 以下) Missing Authorization to Authenticated (Contributor+) Post Modificationの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Brizy – Page Builder
  • 影響バージョン: 2.4.44 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Contributor+) Post Modification
  • CVE ID: CVE-2024-1937
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/brizy/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Brizy – Page Builder」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン2.4.44以下に存在し、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が適切な認可を受けずに投稿を変更できるというものです。

具体的には、攻撃者がこの脆弱性を利用することで、他のユーザーの投稿を改ざんしたり、悪意のあるコンテンツを挿入することが可能となります。

その結果、ウェブサイトの信頼性が損なわれるだけでなく、ユーザーのデータが危険にさらされる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認可機能に欠陥があったために発生しました。

通常、投稿の変更は特定の権限を持つユーザーのみが行えるように制限されていますが、この制限が適切に機能していなかったため、認証されたユーザーであれば誰でも投稿を変更できる状態になっていました。

このような脆弱性は、ウェブサイトのセキュリティを大きく脅かすものであり、早急な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン2.4.45にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正な投稿変更やデータの改ざんが発生するリスクが高まります。

そのため、できるだけ早く最新バージョンに更新することを強く推奨します。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステムです。
  • 認証: システムにアクセスするユーザーが誰であるかを確認するプロセスです。
  • 認可: 認証されたユーザーがどの操作を行うことが許可されているかを制御するプロセスです。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成はできるが公開はできない権限を持つユーザーです。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る