【plugin】『Premium Portfolio Features for Phlox theme』(versions 2.3.2 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via ‘ Grid Portfolios’の脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Premium Portfolio Features for Phlox theme
  • 影響バージョン: 2.3.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via ‘ Grid Portfolios’
  • CVE ID: CVE-2024-3587
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/auxin-portfolio/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Premium Portfolio Features for Phlox theme」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン2.3.2以下に存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) の形で現れます。

具体的には、’Grid Portfolios’ 機能を通じて、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が悪意のあるスクリプトを保存することが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーが該当ページを閲覧した際に実行され、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクを引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるXSSの一種です。

XSSは、ユーザー入力を適切にエスケープしない場合に発生し、攻撃者が悪意のあるスクリプトを注入することを可能にします。

特に、WordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、多くのユーザーが影響を受ける可能性があるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン2.3.3にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、悪意のあるスクリプトが実行されるリスクが高まり、サイトのセキュリティが大きく損なわれる可能性があります。

特に、ユーザーの個人情報やセッション情報が盗まれるリスクがあるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • Authenticated: 認証されたユーザー。
    特定の権限を持つユーザーを指します。
  • Stored Cross-Site Scripting (XSS): 悪意のあるスクリプトがサーバーに保存され、他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう脆弱性。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み、なりすます攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を盗む攻撃手法。

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