脆弱性の概要

• プラグイン/テーマ名: RSS Aggregator – RSS Import, News Feeds, Feed to Post, and Autoblogging
• 影響バージョン: 4.23.11 以下
• 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Feed State Update
• CVE ID: CVE-2024-6621
• 重大度: 中
• 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-rss-aggregator/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「RSS Aggregator – RSS Import, News Feeds, Feed to Post, and Autoblogging」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン4.23.11以下に存在し、認証されたユーザー（Subscriber+）が不正にフィードの状態を更新できるというものです。

具体的には、適切な認証が行われないため、低権限のユーザーでもフィードの状態を変更することが可能となります。

この脆弱性を悪用されると、攻撃者がフィードの内容を改ざんしたり、意図しない情報を表示させたりするリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認証機構における欠陥が原因で発生しました。

WordPressプラグインは多くのユーザーに利用されており、その中でもRSSフィードを管理するプラグインは特に人気があります。

しかし、認証の欠如により、低権限のユーザーが本来アクセスできない機能にアクセスできる状態が生じてしまいました。

このような脆弱性は、過去にも他のプラグインで発生しており、開発者にとっては重要な教訓となります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン4.23.12にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、低権限のユーザーによる不正なフィード状態の更新が可能となり、サイトの信頼性やセキュリティが損なわれるリスクがあります。

したがって、早急にアップデートを行うことを強く推奨します。

専門用語の解説

• CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
• CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステムです。
• Subscriber+: WordPressのユーザーロールの一つで、基本的な閲覧権限を持つユーザーを指します。
• 認証: システムにアクセスするユーザーの身元を確認するプロセスです。

情報元