【plugin】『Wallet for WooCommerce』(versions 1.5.4 以下) Authenticated (Subscriber+) SQL Injection via ‘search[value]’の脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Wallet for WooCommerce
  • 影響バージョン: 1.5.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) SQL Injection via ‘search[value]’
  • CVE ID: CVE-2024-6353
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/woo-wallet/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Wallet for WooCommerce」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)が特定の入力フィールドを通じてSQLインジェクション攻撃を行うことができるというものです。

具体的には、’search[value]’というパラメータを利用して悪意のあるSQLクエリを実行することが可能です。

これにより、データベース内の情報が漏洩したり、改ざんされたりするリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、入力値の検証が不十分であることが原因で発生しました。

SQLインジェクションは、データベースとやり取りするアプリケーションにおいて、ユーザー入力が直接SQLクエリに組み込まれる場合に発生する一般的な脆弱性です。

歴史的にも多くのシステムがこの脆弱性により攻撃を受けており、その影響は非常に大きいです。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン1.5.5にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによってデータベースが攻撃され、重要な情報が漏洩するリスクがあります。

そのため、早急にアップデートを行うことを強く推奨します。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対する不正なSQLクエリを実行する攻撃手法。
  • Subscriber: WordPressのユーザーロールの一つで、基本的な閲覧権限を持つ。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対する一意の識別子。

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