【plugin】『FULL – Cliente』(versions 3.1.12 以下) Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting via License Plan Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: FULL – Cliente
  • 影響バージョン: 3.1.12 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting via License Plan Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-6447
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/full-customer/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「FULL – Cliente」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン3.1.12以下に存在し、Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting (XSS) の形で現れます。

具体的には、License Plan Parameterを通じて悪意のあるスクリプトが保存され、認証されていないユーザーによって実行される可能性があります。

この脆弱性を利用することで、攻撃者は管理者権限を持つユーザーのブラウザで任意のスクリプトを実行し、セッションハイジャックやフィッシング攻撃を行うことができます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、入力データの検証が不十分であることに起因しています。

特に、License Plan Parameterに対する適切なサニタイズ処理が行われていないため、悪意のあるスクリプトが保存される可能性があります。

歴史的に見ても、XSS脆弱性はウェブアプリケーションにおいて非常に一般的であり、その影響は重大です。

ユーザーの信頼を損なうだけでなく、システム全体のセキュリティを脅かす可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新バージョン(3.1.13)にアップデートすることです。

開発者はこのバージョンで脆弱性を修正しています。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータの改ざん、さらにはシステム全体の乗っ取りといったリスクが高まります。

したがって、早急にアップデートを行うことが推奨されます。

専門用語の解説

  • Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting (XSS): 認証されていないユーザーが悪意のあるスクリプトを保存し、他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう脆弱性。
  • License Plan Parameter: プラグイン内で使用されるライセンスプランに関するパラメータ。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換すること。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取る攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。

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