【plugin】『UltraAddons – Elementor Addons (Header Footer Builder, Custom Font, Custom CSS,Woo Widget, Menu Builder, Anywhere Elementor Shortcode)』(versions 1.1.6 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Multiple Widgetsの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: UltraAddons – Elementor Addons (Header Footer Builder, Custom Font, Custom CSS,Woo Widget, Menu Builder, Anywhere Elementor Shortcode)
  • 影響バージョン: 1.1.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Multiple Widgets
  • CVE ID: CVE-2024-4866
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/ultraaddons-elementor-lite/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「UltraAddons – Elementor Addons」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン1.1.6以下のプラグインに存在し、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のウィジェットを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、複数のウィジェットを利用して、攻撃者が悪意のあるJavaScriptコードを挿入し、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

この脆弱性を利用されると、被害者のブラウザ上で任意の操作が行われるリスクがあり、個人情報の漏洩やセッションハイジャックなどの深刻な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、認証されたユーザーがコンテンツを投稿できる環境では、適切な入力検証が行われていない場合に発生しやすいです。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebサイトやアプリケーションで繰り返し発見されており、その影響の大きさから重要視されています。

今回のケースでも、プラグインの機能が豊富であるがゆえに、複数のウィジェットを通じて脆弱性が発生しました。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策方法としては、プラグインの開発者が提供する最新の修正済みバージョンにアップデートすることが推奨されます。

現時点では、修正済みバージョンの情報が不明ですが、公式ページや開発者のアナウンスを定期的に確認することが重要です。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによってサイトが攻撃されるリスクが高まり、結果としてサイトの信頼性が損なわれる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行されることを指します。
  • 認証されたユーザー: システムにログインしているユーザーのことを指し、特定の権限を持つユーザーを含みます。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み、そのユーザーになりすまして不正な操作を行う攻撃手法です。
  • ウィジェット: WordPressなどのCMSで使用される小さな機能ブロックで、サイトの特定の部分に配置されることが多いです。

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