【plugin】『Genesis Blocks』(versions 3.1.3 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Sharing Block Attributesの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Genesis Blocks
  • 影響バージョン: 3.1.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Sharing Block Attributes
  • CVE ID: CVE-2024-3563
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/genesis-blocks/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Genesis Blocks」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン3.1.3以下のプラグインに存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) via Sharing Block Attributesという種類のものです。

具体的には、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のブロック属性を共有する際に、悪意のあるスクリプトを保存することが可能です。

このスクリプトは、後に他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、攻撃者は他のユーザーのブラウザ上で任意のコードを実行することができ、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressのプラグインがユーザー入力を適切にサニタイズしないことに起因しています。

特に、ブロック属性の共有機能において、ユーザーが入力したデータがそのまま保存され、後に表示される際にスクリプトが実行される可能性があります。

このような脆弱性は、過去にも多くのプラグインやテーマで発見されており、Webアプリケーションのセキュリティにおいて重要な問題となっています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインの開発者が提供する最新の修正済みバージョンにアップデートすることが推奨されます。

現時点では、修正済みバージョンの情報は不明ですが、公式ページを定期的に確認し、アップデートがリリースされた際には速やかに適用してください。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが高まり、サイトのセキュリティが大きく損なわれる可能性があります。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。
  • Cross-Site Scripting (XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させることができる攻撃手法です。
  • サニタイズ: ユーザー入力を安全に処理するために、不正なデータを除去または無害化することを指します。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取り、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法です。

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