【plugin】『ScrollTo Top』(versions 1.2.2 以下) Cross-Site Request Forgery to Arbitrary File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: ScrollTo Top
  • 影響バージョン: 1.2.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Cross-Site Request Forgery to Arbitrary File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-6320
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/scrollto-top/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「ScrollTo Top」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、Cross-Site Request Forgery (CSRF) と Arbitrary File Upload の組み合わせにより発生します。

攻撃者は、ユーザーが特定の操作を行うように誘導し、ユーザーの権限を利用して任意のファイルをアップロードすることが可能です。

これにより、悪意のあるスクリプトがサーバー上で実行されるリスクがあります。

影響範囲は広く、特に管理者権限を持つユーザーが攻撃対象となった場合、サイト全体が乗っ取られる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、CSRFと任意ファイルアップロードの脆弱性が組み合わさったもので、特にWebアプリケーションにおいては非常に危険です。

CSRFは、ユーザーが意図しない操作を行わせる攻撃手法であり、任意ファイルアップロードは、サーバーに悪意のあるファイルをアップロードすることを可能にします。

これらが組み合わさることで、攻撃者はユーザーの権限を利用してサーバーにアクセスし、悪意のあるコードを実行することができます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインのアップデートが最も効果的です。

現在のところ、修正済みバージョンは不明ですが、公式ページや開発者からの情報を確認し、最新のバージョンにアップデートすることをお勧めします。

アップデートを行わない場合、サイトが攻撃者に乗っ取られるリスクが高まります。

特に管理者権限を持つユーザーが攻撃対象となった場合、サイト全体が危険にさらされる可能性があります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Request Forgery (CSRF): ユーザーが意図しない操作を行わせる攻撃手法。
  • Arbitrary File Upload: 任意のファイルをサーバーにアップロードすることを可能にする脆弱性。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、脆弱性を一意に識別するためのID。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するためのスコアリングシステム。

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