【plugin】『ScrollTo Bottom』(versions 1.1.1 以下) Cross-Site Request Forgery to Arbitrary File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: ScrollTo Bottom
  • 影響バージョン: 1.1.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Cross-Site Request Forgery to Arbitrary File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-6321
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/scrollto-bottom/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「ScrollTo Bottom」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、Cross-Site Request Forgery (CSRF) と Arbitrary File Upload の組み合わせにより発生します。

具体的には、攻撃者が特定のリクエストをユーザーに送信し、そのリクエストがユーザーの認証情報を利用して任意のファイルをアップロードすることが可能です。

この脆弱性を悪用されると、攻撃者はサーバー上に悪意のあるファイルをアップロードし、システム全体に深刻な影響を与える可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのファイルアップロード機能におけるCSRF対策が不十分であることに起因しています。

歴史的に見ても、CSRFは多くのウェブアプリケーションで問題となっており、特にファイルアップロード機能が絡む場合、その影響は重大です。

このような脆弱性が存在することで、攻撃者は簡単にシステムに侵入し、データの改ざんや情報漏洩を引き起こす可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインの開発者が提供する最新の修正済みバージョンにアップデートすることが最も効果的です。

また、CSRFトークンの実装や、ファイルアップロード機能に対する厳格な検証を行うことも推奨されます。

これらの対策を行わない場合、攻撃者による不正なファイルアップロードが可能となり、システム全体のセキュリティが脅かされるリスクがあります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Request Forgery (CSRF): ユーザーが意図しないリクエストを送信させる攻撃手法。
  • Arbitrary File Upload: 任意のファイルをサーバーにアップロードすることができる脆弱性。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。

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