【plugin】『Advanced AJAX Page Loader』(versions 2.7.7 以下) Cross-Site Request Forgery to Arbitrary File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Advanced AJAX Page Loader
  • 影響バージョン: 2.7.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Cross-Site Request Forgery to Arbitrary File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-6310
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/advanced-ajax-page-loader/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Advanced AJAX Page Loader」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、Cross-Site Request Forgery (CSRF) と Arbitrary File Upload の組み合わせにより発生します。

攻撃者は、ユーザーが意図しない操作を行わせるために、特定のリクエストを送信させることができます。

その結果、任意のファイルをアップロードすることが可能となり、システムに悪意のあるコードを挿入することができます。

この脆弱性が悪用されると、ウェブサイトの完全な制御を奪われる可能性があり、非常に危険です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのリクエスト処理における不適切な検証が原因で発生しました。

CSRF攻撃は、ユーザーが認証された状態で悪意のあるサイトを訪問することで発生します。

そのため、ユーザーのセッションを利用して不正な操作を行うことが可能です。

歴史的に見ても、CSRFは多くのウェブアプリケーションで問題となっており、特に管理者権限を持つユーザーが標的となることが多いです。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインのアップデートが推奨されます。

しかし、現時点では修正済バージョンが提供されていないため、プラグインの使用を一時的に停止することが最も安全です。

また、CSRFトークンの実装や、ファイルアップロード機能の厳格な検証を行うことも有効な対策となります。

対策を行わない場合、ウェブサイトが攻撃者に乗っ取られるリスクが高まります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Request Forgery (CSRF): ユーザーが意図しない操作を行わせる攻撃手法。
  • Arbitrary File Upload: 任意のファイルをアップロードすることができる脆弱性。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するためのスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性情報の識別番号。

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