【plugin】『Simple Alert Boxes』(versions 1.4.0 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Alert Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Simple Alert Boxes
  • 影響バージョン: 1.4.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Alert Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-5937
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/simple-alert-boxes/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Simple Alert Boxes」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のショートコードを使用して、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、後に他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

具体的には、攻撃者が悪意のあるJavaScriptコードを含むアラートショートコードを投稿し、そのコードが他のユーザーのブラウザで実行されることで、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などが行われるリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのショートコード処理における入力検証の不足が原因で発生しました。

ショートコードは、WordPressの投稿やページに簡単に機能を追加できる便利な機能ですが、適切な入力検証が行われない場合、悪意のあるコードが実行されるリスクがあります。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、入力検証の重要性が再認識されています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインの開発者が提供する最新の修正済みバージョンにアップデートすることが推奨されます。

具体的な修正方法としては、プラグインの公式ページから最新バージョンをダウンロードし、インストールすることです。

もしアップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによってサイトが攻撃されるリスクが高まります。

特に、サイトの信頼性やユーザーの安全が損なわれる可能性があるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に追加するための短いコード。
  • クロスサイトスクリプティング (XSS): 悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み、不正にアクセスする攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメッセージを使って、ユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。

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