【plugin】『Houzez CRM』(versions 1.4.2 以下) Authenticated (Seller+) SQL Injectionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Houzez CRM
  • 影響バージョン: 1.4.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Seller+) SQL Injection
  • CVE ID: CVE-2024-5792
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Houzez CRM」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン1.4.2以下に存在し、認証されたユーザー(Seller+権限)がSQLインジェクション攻撃を実行できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドに悪意のあるSQLコードを挿入することで、データベースに不正な操作を行うことが可能となります。

これにより、データの漏洩や改ざん、さらにはシステム全体の乗っ取りといった深刻な被害が発生する恐れがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、入力データの適切なサニタイズが行われていないことが原因です。

SQLインジェクションは、ウェブアプリケーションにおける古典的な攻撃手法の一つであり、過去にも多くの事例が報告されています。

特に、ユーザー入力を直接データベースクエリに組み込む際に、適切なエスケープ処理が行われていない場合に発生しやすいです。

このような脆弱性は、データベースの機密性、完全性、可用性に重大な影響を与えるため、早急な対策が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、Houzez CRMプラグインをバージョン1.4.3にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、SQLインジェクションのリスクを軽減し、システムの安全性を確保することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるデータベースへの不正アクセスやデータの改ざん、さらにはシステム全体の乗っ取りといった深刻なリスクが残ることになります。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対する不正なSQLクエリを実行する攻撃手法。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換する処理。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害化するための処理。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するためのスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性情報の識別番号。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る