【plugin】『Panda Video』(versions 1.4.0 以下) Authenticated (Contributor+) Local File Inclusionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Panda Video
  • 影響バージョン: 1.4.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Local File Inclusion
  • CVE ID: CVE-2024-5456
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/pandavideo/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Panda Video」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が、ローカルファイルを不正にインクルードすることができるというものです。

具体的には、攻撃者が特定のリクエストを送信することで、サーバー上の任意のファイルを読み取ることが可能となります。

この脆弱性が悪用されると、機密情報の漏洩や、さらなる攻撃の足掛かりとなる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ファイルインクルード機能の実装における不適切な入力検証が原因で発生しました。

歴史的に見ても、ファイルインクルードの脆弱性は多くのシステムで問題となっており、特にWebアプリケーションにおいては重大なセキュリティリスクとなります。

このような脆弱性が存在することで、攻撃者はシステム内部の情報にアクセスしやすくなり、結果としてシステム全体のセキュリティが脅かされることになります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策方法は、プラグインの最新バージョンにアップデートすることです。

現時点では、脆弱性が修正されたバージョンは不明ですが、公式ページを定期的に確認し、アップデートがリリースされた際には速やかに適用することが推奨されます。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まりますので、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の深刻度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。
  • Local File Inclusion: ローカルファイルインクルージョンの略で、攻撃者がサーバー上の任意のファイルを読み取ることができる脆弱性です。
  • Contributor: WordPressのユーザーロールの一つで、投稿の作成や編集が可能ですが、公開はできません。

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