【plugin】『Houzez Theme – Functionality』(versions 3.2.2 以下) Authenticated (Seller+) SQL Injectionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Houzez Theme – Functionality
  • 影響バージョン: 3.2.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Seller+) SQL Injection
  • CVE ID: CVE-2024-5793
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Houzez Theme – Functionality」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン3.2.2以下に存在し、認証されたユーザー(Seller+権限を持つユーザー)によるSQLインジェクション攻撃が可能です。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドに悪意のあるSQLコードを挿入することで、データベースに不正なクエリを実行させることができます。

これにより、データの漏洩や改ざん、さらにはシステム全体の乗っ取りが発生する可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、入力データの適切なサニタイズが行われていないことが原因です。

SQLインジェクションは、ウェブアプリケーションにおける古典的な攻撃手法の一つであり、過去にも多くの事例が報告されています。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームにおいては、脆弱性が発見されると多くのサイトが影響を受けるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインをバージョン3.2.3にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、SQLインジェクションのリスクを回避することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるデータベースの不正操作や情報漏洩のリスクが高まりますので、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対する不正なSQLクエリを実行させる攻撃手法。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換すること。
  • Seller+権限: 特定の操作を行うために必要なユーザー権限。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するためのスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、脆弱性に対する一意の識別子。

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