【plugin】『Comment Images Reloaded』(versions 2.2.1 以下) Authenticated (Subscriber+) Arbitrary Media Deletionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Comment Images Reloaded
  • 影響バージョン: 2.2.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Arbitrary Media Deletion
  • CVE ID: CVE-2024-5856
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/comment-images-reloaded/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Comment Images Reloaded」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)が任意のメディアファイルを削除できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定のリクエストを送信することで、サイト内のメディアファイルを削除することが可能となります。

この脆弱性が悪用されると、サイトのコンテンツが破壊されるリスクがあり、サイト運営者にとって重大な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのメディア管理機能におけるアクセス制御の不備が原因で発生しました。

WordPressプラグインは多くのユーザーに利用されており、その中でのセキュリティホールは広範囲に影響を及ぼす可能性があります。

特に、メディアファイルの削除が容易に行えるような脆弱性は、サイトの信頼性や運営に直接的な影響を与えるため、早急な対応が求められます。

対策方法と影響

現在、脆弱性が修正されたバージョンは不明ですが、プラグインの開発者が提供する最新のアップデートを適用することが推奨されます。

また、プラグインの使用を一時的に停止することも検討してください。

この脆弱性を放置すると、サイトのメディアファイルが削除されるリスクがあり、サイトの運営に重大な支障をきたす可能性があります。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。
  • Authenticated: 認証されたユーザーを指し、特定の権限を持つユーザーが操作を行うことができる状態を意味します。
  • Subscriber: WordPressのユーザーロールの一つで、最も低い権限を持つユーザーです。
  • Arbitrary Media Deletion: 任意のメディアファイルを削除することができる脆弱性を指します。

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