【plugin】『Pricing Table』(versions 2.0.1 以下) Cross-Site Request Forgery via ajax()の脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Pricing Table
  • 影響バージョン: 2.0.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Cross-Site Request Forgery via ajax()
  • CVE ID: CVE-2024-4100
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/elfsight-pricing-table/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Pricing Table」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Cross-Site Request Forgery(CSRF)と呼ばれるもので、特にajax()を通じて発生します。

攻撃者は、ユーザーが意図しない操作を実行させるために、特別に作成されたリンクやフォームを利用します。

これにより、ユーザーの権限を悪用して、プラグインの設定変更やデータの改ざんが行われる可能性があります。

影響範囲は広く、特に管理者権限を持つユーザーが攻撃対象となる場合、サイト全体のセキュリティが脅かされることになります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ajax()を利用したリクエストが適切に検証されていないことに起因します。

CSRF攻撃は、ウェブアプリケーションのセキュリティにおいて古くから知られている問題であり、多くのサイトがこの脆弱性に対する対策を講じています。

しかし、依然として新たな脆弱性が発見されることがあり、今回のケースもその一例です。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、脆弱性が発見されると多くのサイトに影響を及ぼすため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンにアップデートすることが最も効果的です。

現時点で修正済みバージョンの情報は不明ですが、公式ページや開発者のアナウンスを定期的に確認することが重要です。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正な操作が行われるリスクが高まり、サイトの信頼性やセキュリティが大きく損なわれる可能性があります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Request Forgery (CSRF): ユーザーが意図しない操作を実行させる攻撃手法。
    特に、認証済みのユーザーの権限を悪用する。
  • ajax(): JavaScriptを用いて非同期にサーバーと通信を行う技術。
    ページの一部を更新する際に使用される。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略。
    脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略。
    公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。

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