【plugin】『Generate PDF using Contact Form 7』(versions 4.0.6 以下) Cross-Site Request Forgery to Arbitrary File Deletionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Generate PDF using Contact Form 7
  • 影響バージョン: 4.0.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Cross-Site Request Forgery to Arbitrary File Deletion
  • CVE ID: CVE-2024-6317
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/generate-pdf-using-contact-form-7/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Generate PDF using Contact Form 7」における脆弱性です。

この脆弱性は、Cross-Site Request Forgery (CSRF) と Arbitrary File Deletion の組み合わせにより発生します。

攻撃者は、ユーザーが特定のリンクをクリックするように誘導することで、ユーザーの権限を利用して任意のファイルを削除することが可能です。

この脆弱性が悪用されると、重要なファイルが削除され、サイトの機能が停止する可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインが外部からのリクエストを適切に検証しないことに起因します。

CSRF攻撃は、ユーザーが意図しない操作を行わせる手法であり、特に管理者権限を持つユーザーが標的となる場合、深刻な影響を及ぼします。

歴史的に見ても、CSRFは多くのウェブアプリケーションで問題となっており、適切な対策が求められています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策として、プラグインの開発者は最新バージョンへのアップデートを推奨しています。

具体的な修正方法としては、プラグインの公式ページから最新バージョンをダウンロードし、インストールすることが必要です。

これを行わない場合、攻撃者によって任意のファイルが削除されるリスクがあり、サイトの運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Request Forgery (CSRF): ユーザーが意図しない操作を行わせる攻撃手法。
  • Arbitrary File Deletion: 任意のファイルを削除することができる脆弱性。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposures の略で、脆弱性情報を一意に識別するための番号。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring System の略で、脆弱性の重大度を評価するためのスコアリングシステム。

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