【plugin】『Advanced File Manager Shortcodes』(versions 2.5.3 以下) Authenticated (Contributor+) Arbitrary File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Advanced File Manager Shortcodes
  • 影響バージョン: 2.5.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Arbitrary File Upload
  • CVE ID: CVE-2023-7061
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Advanced File Manager Shortcodes」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が任意のファイルをアップロードできるというものです。

具体的には、攻撃者が特定のリクエストを送信することで、サーバー上に任意のファイルをアップロードし、悪意のあるコードを実行する可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、ウェブサイトの完全な制御を奪われるリスクがあり、非常に危険です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ファイルアップロード機能の実装におけるセキュリティチェックの不足が原因です。

歴史的に見ても、ファイルアップロード機能は多くのウェブアプリケーションで脆弱性の温床となってきました。

特に、ユーザーが自由にファイルをアップロードできる場合、適切な検証を行わないと、悪意のあるファイルがサーバーに保存されるリスクが高まります。

このため、ファイルアップロード機能を持つプラグインやテーマは、特に注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインの開発者が提供する最新の修正バージョンにアップデートすることが最も効果的です。

しかし、現時点では修正済みバージョンの情報が提供されていないため、プラグインの使用を一時的に停止するか、他の安全なプラグインに切り替えることを検討してください。

対策を行わない場合、ウェブサイトが攻撃者に乗っ取られるリスクがあり、データの漏洩や改ざん、サービスの停止など重大な影響を受ける可能性があります。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。
  • Authenticated: 認証されたユーザーを指し、特定の権限を持つユーザーが操作を行うことを意味します。
  • Arbitrary File Upload: 任意のファイルをアップロードできる脆弱性で、攻撃者がサーバーに悪意のあるファイルをアップロードすることが可能です。

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