【plugin】『Modern Events Calendar』(versions 7.11.0 以下) Authenticated (Subscriber+) Arbitrary File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Modern Events Calendar
  • 影響バージョン: 7.11.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Arbitrary File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-5441
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Modern Events Calendar」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン7.11.0以下に存在し、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)が任意のファイルをアップロードできるというものです。

具体的には、攻撃者がこの脆弱性を利用して悪意のあるファイルをサーバーにアップロードし、リモートコード実行やデータの改ざんを行う可能性があります。

その結果、ウェブサイトの完全な制御を奪われるリスクがあり、非常に危険です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ファイルアップロード機能の入力検証が不十分であることに起因しています。

歴史的に見ても、ファイルアップロードに関する脆弱性は多くのウェブアプリケーションで問題となっており、特にWordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、攻撃者の標的になりやすいです。

このため、ファイルアップロード機能のセキュリティは非常に重要です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、Modern Events Calendarプラグインをバージョン7.12.0にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正なファイルアップロードが可能となり、ウェブサイトのセキュリティが大きく損なわれるリスクがあります。

そのため、早急にアップデートを行うことを強く推奨します。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。
  • リモートコード実行: 攻撃者が遠隔から任意のコードを実行できる状態を指します。
  • Subscriber: WordPressのユーザーロールの一つで、基本的な閲覧権限のみを持つユーザーを指します。

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