【plugin】『Easy Pixels』(versions 2.13 以下) Unauthenticated Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Easy Pixels
  • 影響バージョン: 2.13 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-5479
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/easy-pixels-by-jevnet/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Easy Pixels」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、未認証のユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できる「Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting(XSS)」に分類されます。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドに悪意のあるJavaScriptコードを挿入し、それが保存されることで、後にそのページを訪れたユーザーのブラウザでスクリプトが実行される可能性があります。

これにより、ユーザーのクッキー情報の盗難や、フィッシング詐欺の実行などが行われるリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、入力データの検証やエスケープ処理が不十分であることが原因で発生しました。

WordPressプラグインは多くのユーザーに利用されており、その利便性から多くのサイトで導入されています。

しかし、セキュリティ対策が不十分なプラグインが存在することも事実であり、今回のような脆弱性が発見されることがあります。

特に、XSS攻撃は広範囲に影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策方法としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンにアップデートすることが最も効果的です。

現時点では、修正済みバージョンの情報は不明ですが、公式ページや開発者のアナウンスを定期的に確認することが重要です。

また、プラグインの使用を一時的に停止することも検討すべきです。

対策を行わない場合、サイトの利用者が攻撃者による不正なスクリプトの実行により被害を受けるリスクが高まります。

専門用語の解説

  • Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting (XSS): 認証されていないユーザーが悪意のあるスクリプトを保存し、他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう脆弱性のこと。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。
  • エスケープ処理: 入力データを安全に処理するために、特定の文字を別の文字列に置き換えること。

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