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【plugin】『Nested Pages』(versions 3.2.7 以下)　Cross-Site Request Forgery to Local File Inclusionの脆弱性

2024年7月4日(木) 9:30
重大性スコア(CVS)
8.8 高い

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Nested Pages
  • 影響バージョン: 3.2.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Cross-Site Request Forgery to Local File Inclusion
  • CVE ID: CVE-2024-5943
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-nested-pages/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Nested Pages」における脆弱性です。

この脆弱性は、Cross-Site Request Forgery (CSRF) と Local File Inclusion (LFI) の組み合わせによるものです。

攻撃者は、ユーザーが特定のリンクをクリックするように誘導することで、ユーザーの権限を利用して任意のファイルをサーバーから読み取ることが可能です。

この脆弱性が悪用されると、機密情報の漏洩や、さらなる攻撃の足掛かりとなる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Nested Pagesプラグインの特定のバージョンにおいて、CSRF対策が不十分であることに起因しています。

CSRF攻撃は、ユーザーが意図しない操作を行わせる手法であり、LFIはサーバー上の任意のファイルを読み取る攻撃手法です。

これらが組み合わさることで、攻撃者はユーザーの権限を利用してサーバー上の機密情報にアクセスすることが可能となります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策は、Nested Pagesプラグインを最新バージョンである3.2.8にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、攻撃者によって機密情報が漏洩するリスクが高まります。

また、CSRF対策として、プラグインやテーマの開発者はトークンを用いた認証を実装することが推奨されます。

専門用語の解説

  • Cross-Site Request Forgery (CSRF): ユーザーが意図しない操作を行わせる攻撃手法。
  • Local File Inclusion (LFI): サーバー上の任意のファイルを読み取る攻撃手法。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するためのスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性情報の識別番号。

情報元

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