【plugin】『Easy Google Maps』(versions 1.11.15 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Easy Google Maps
  • 影響バージョン: 1.11.15 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-5219
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/google-maps-easy/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Easy Google Maps」における脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Author以上の権限を持つユーザー)が特定の入力フィールドに悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

保存されたスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が成立します。

この攻撃により、攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のスクリプトを実行することができ、クッキーの盗難やセッションハイジャックなどのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、入力データの検証が不十分であることに起因しています。

特に、ユーザーが入力するデータがそのまま保存され、適切なエスケープ処理が行われない場合に発生します。

過去にも同様のクロスサイトスクリプティング脆弱性が多くのウェブアプリケーションで発見されており、その影響は広範囲に及ぶことが知られています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン1.11.16にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるクロスサイトスクリプティング攻撃のリスクが高まり、サイトのセキュリティが大きく損なわれる可能性があります。

特に、ユーザーの個人情報やセッション情報が盗まれるリスクがあるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取り、不正にアクセスする攻撃手法。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害な形式に変換することで、スクリプトの実行を防ぐ技術。

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