【plugin】『Void Contact Form 7 Widget For Elementor Page Builder』(versions 2.4 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via cf7_redirect_page Attributeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Void Contact Form 7 Widget For Elementor Page Builder
  • 影響バージョン: 2.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via cf7_redirect_page Attribute
  • CVE ID: CVE-2024-5419
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/cf7-widget-elementor/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Void Contact Form 7 Widget For Elementor Page Builder」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン2.4以下に存在し、特定の条件下で悪意のあるコードが保存される可能性があります。

具体的には、cf7_redirect_page属性を利用したAuthenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS)攻撃が可能です。

攻撃者は、特定の権限を持つユーザー(Contributor以上)としてログインし、悪意のあるスクリプトを入力することで、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

これにより、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、フィッシング攻撃が行われたりするリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)に関連しています。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、多くのプラグインが存在し、それぞれが異なる開発者によって管理されているため、セキュリティホールが見つかることがあります。

今回のケースでは、cf7_redirect_page属性が適切にサニタイズされていなかったため、悪意のあるスクリプトが保存される可能性がありました。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインを最新バージョンである2.4.1にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、cf7_redirect_page属性に対する適切なサニタイズが施され、悪意のあるスクリプトが保存されるリスクが軽減されます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によってサイトが改ざんされるリスクが高まり、ユーザーの信頼を失う可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • サニタイズ: ユーザーからの入力データを安全に処理するために、不正なコードやデータを除去すること。
  • Contributor: WordPressのユーザーロールの一つで、投稿の作成はできるが公開はできない権限を持つユーザー。

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